#32 [ダンス]
[아시아빅뉴스 하루카 문화칼럼리스트]
11年間クラシックバレエを習っていたが、K-POPアイドルが踊るようなダンスは経験が無く疎い。
しかし目で見て感じる違いは色々ある。
日本はそこまでダンスに重点を置いているグループや歌手は多くない。
ダンス=ダンサーがするというイメージが強い。
強いて言うならEXILEやE-girlsが所属するLDHがダンスに強い事務所だ。
ダンサーをパフォーマーと呼び、尚且つグループの一員として構成される。
例えばEXILEは19人グループだがボーカルは2人だけで、残り17人は最初から最後まで"踊り"だけだ。
E-girlsも19人グループでボーカルは6人で13人は歌わない。
それでもメンバーの一員である。
韓国でもメンバーの中で長けている人を"ダンス担当"と呼ぶことはあるが、それでも曲中で一度や二度、歌う場面はやって来る。
しかしLDH所属のグループは"パフォーマー"としてリスペクトし、ダンス専門のメンバーなので歌う事は無いのだ。
もちろんAKB48やジャニーズのようにメンバー全員が歌も踊りもこなすグループもいるが、正直、ダンスに魂を込めているイメージでは無い。
韓国はどうだろうか。
韓国には"カル群舞" (カルが "刃物"という意味。「切れ味の抜群で切れの良いダンス」のことをいう。)と言う言葉がある程、ダンスに関心を持つ人が多い。
メンバー全員の動きがキッチリ合い、鳥肌が立つほどのダンスを見せるグループが多いイメージだ。
ダンスに名前が付いたり、みんなが真似出来るダンスを考えたり、ダンス自体が社会現象だ。
カムバックする度に世界各国のK-POPファンがカバーダンス動画をネットにアップしたり、動画再生回数に応じて公約を掲げ、ダンスバージョンのPVを作ったり、ダンス練習動画を上げるグループも多い。
確かに私もPVよりは練習室で踊る動画を観るほうが好きで何度も見てしまう。
メンバーの練習着や私服を見れるのもまた味がある。
アイドルがダンス留学をしたり、ダンスバトルの番組が放送されるのも韓国らしい。
やはり日韓含め、国際的にK-POPが熱い。
日本でもK-POPカバーダンスコンテストがよく開催されるし、動画を検索すれば全て観るには一日じゃ足りないほどのカバーダンス動画がある。
ダンス一つでも日韓を繋げ、世界を繋げられるのは素晴らしい事だ。
私も"私"という存在で日韓の架け橋になる。期待したい。